宅地建物取引士とは
2022/06/21
宅地建物取引士のお仕事
こんにちは!事務の飯田です。
さて今回は、宅地建物取引士についてお話させていただきます。2015年の宅建業法改正によって宅地建物取引主任者より宅地建物取引士になりました。
私もちょうどこの頃、資格取得の為に学校に通って勉強しておりました。
当時、学校の講師からは宅地建物取引士になったら、試験の難易度が上がるか?合格率は難しくなるかも?と言われビックリして必死になって勉強をして資格取得できた事を思い出します。この宅地建物取引士とは、字の如く宅地や建物の取引をします。不動産の取引では高額な物件も多いです。売主・買主・借主の方は不動産の専門知識などない人がほとんどです。そこで、不当な取引が行われないように契約の前に宅地建物取引士が重要事項説明を行います。この重要事項説明は宅地建物取引士しかできない仕事です。また重要事項説明を終えると重要事項説明書に宅地建物取引士の記名及び押印をします。この記名押印によって「この不動産に関する重要事項の説明は宅地建物取引士である私が責任を持って行いました」という証明になります。とても責任のある仕事です。そして次に契約書面への記入です。(宅建業法で言う37条書面です。)
取引の内容を書面化し契約内容及び売主・買主が契約を締結した事実を明確にします。そして契約内容に誤りがないことを宅地建物取引士が記名・押印することによって証明することとなっています。またこの宅地建物取引士は事務所5人に1人の割合で必要です。宅地建物取引の試験は合格率15~17%台の国家資格です。合格して宅建協会で登録をすると宅地建物取引士証を発行してもらいます。顔写真付きなので公的身分証明書としても使えますよ。
お客様に安心して売却・購入などしていただくのは勿論ですが、自分自身が住宅の売却や購入などする時など知識があると多少心強いですね。
またこの宅地建物取引士試験合格者の最年少は愛知県在住の小学6年生(合格年度:平成26年)の男の子だそうです。そして不動産業界の人だけでなく金融業界の方や司法書士さんでも不動産に関連した仕事をする事があるからなのか資格をお持ちの方がよくいらっしゃいます。また国家資格の中でも人気のある資格の理由として①他の国家資格より合格しやすい②不動産業界で安定した需要がある③他の業界・業種でも役に立つ④収入面で有利になる⑤独立・開業が可能などなど。。宅地建物取引士の試験は年に一度10月の第3日曜日です。今年は10月16日(日)又は地域によって12月18日(日)の13時から15時です。願書受付は来月7月1日(金)からでインターネットでも書類の郵送でも可能です。是非、この機会にご興味のある方はチャレンジしてみてはいかがですか?